朝が来る。太陽が昇る。
人それぞれ、その光を感じる瞬間はいつかを考えました。
深い霧の向こう。
雲の海を裂いて。
カーテン、ブラインドの隙間。
くゆらせた煙越し。
閉め切らないドア。
光がすり抜ける路地。
温度を得るコンクリート。
道端のヒビから伸びた植物も、みんな太陽を知っている。
光射す瞬間にまつわる日常のモチーフを、超抽象化して組み合わせました。
どんなに長い夜も、いつか必ず照らされます。
白と黒だけを使いました。