鋭いトゲに気をつけながら、春の恵み。
ほろ苦く山が香ります。
欲張ってすべての芽を摘むと枯れてしまうため、翌年を考えて適度にいただきます。
こうして自然は大切なことを教えてくれます。
次々と伸びゆく力強さを、命の構成として描きました。
タラの芽を描いたあと背景全体を橙色に塗りました。
そこから1ミリほど残して黒を重ねています。
黒の下にも橙色が層になっています。
発光したようなふちどりを残すことで、エネルギーに満ちた姿を表現しました。
いちばん上の全体像は中央部分。端が少し切れました。
光の加減で写真に撮るのが難しく、黒が照っています。