Composition No. 8 (沙羅双樹)

一日で花が落ちてしまう夏椿。

日本では沙羅双樹と呼ばれています。

花咲く季節だけではなく四季を通して、

木が蓄える生命力を感じてきました。

冬は冷たい雪に耐え、

春の光に芽吹き満ちる葉のしなやかさ。

日差しを受けとめる夏、葉を落とす秋にも、

鈍い艶の枝に巡るエネルギー。

そして繰り返す一日花。

それぞれにリズムがあり、一斉に開くのではなくても、

ひとつの花が咲くために費やす364日。

その事実が美しさの根源です。

人々が何かを成すまでもまた、同じように思います。

地方だけではなく都市においても、

季節がとまらないことは頼もしい事実。

静かでいて鮮やかな姿を、命の構成として描いています。

【SHIBUYA AWARDS 2023 特別賞】

  • 制作年 / Year
    2023
  • 素材 / Materials
    紙、アクリル絵具
  • サイズ / Size
    609×534mm

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